コードレスクリーナーの選び方
コードレスクリーナーの選び方
コードレスクリーナーの選び方〜重心の位置で変わる性格の違い
手元重心タイプを選ぶか、低重心タイプを選ぶか?
縦型のコードレスクリーナーのタイプとしては、
重心位置で分けると、
吸引モーターや充電池の搭載位置が手元に近い手元重心タイプと
手元から離れて掃除ヘッド側に」搭載されている低重心タイプに分かれます。
吸引力で選ぶなら、手元重心タイプのダイソンが有利
手元重心タイプの代表モデルは、ダイソンです。
吸引力の強さに関しては満足度が高いですが、操作や収納のしやすさは、
課題が多く残されており、不満が多くなっています。
また、吸込み力を上げるために、真空度を上げている(掃除ヘッドと床の間の隙間を小さくしている)ので、
じゅうたんでは掃除ヘッド、床に貼りついてしまい動きにくい点も覚えておくとよいと思います。
掃除ヘッドと床の間の隙間が小さいということは、少し大きなゴミだと掃除ヘッドの下に入らず、ヘッドを持ち上げるといったことが必要になります。
良い点としては、床材がフローリングだけの場合などはオススメのモデルです。
あえて気を付けてほしいところは、収納性は悪いということです。
収納用のホルダーは壁に木ねじで留める仕様になっているために、壁に傷をつけたくないとか、賃貸住宅の場合は、注意が必要です。
使い勝手で選ぶなら低重心タイプが有利か?
低重心タイプは、エレクトロラックス社が代表的です。
操作や収納のしやすさに関しては、満足度が高くなっています。
低重心の方が走行が安定しており、立てて収納できることなどから、
使い勝手が良いことが満足につながっていると考えられます。
床の掃除に特化して使うなら良いでしょう。が、色々な場所を掃除しようとすると無理があり、
逆に不満が大きく聞かれます。
手元重心タイプの不満点は、吸引力の弱さ、ヘッドの動きやダストカップの手入れ、運転音、充電池の寿命といった点での不満が多く聞かれます。
低重心タイプでは狭い場所や部屋の隅、高い場所や低い場所の掃除の満足度が
低くなっています。
これは、掃除ヘッドや集塵部が大きく、狭い場所や低い場所に入りにくく、高いところはハンディでしか
掃除できないためです。
どちらを選ぶかで大きく変わる満足度
ここまで書いてきたように、手元重心タイプと低重心タイプでは、その性格が大きく変わることが解かっていただけたことと思います。
ただ、吸引力が強いからとか、ブランドイメージが良いからとかで選ぶと、後々の満足度が低くなりかねないので、
選ぶポイントを絞り込んでから購入するようにしましょう。
花粉症対策に選ぶコードレスクリーナーは?
室内での花粉症対策に有効なのは、空気清浄機と掃除機です。
ここでは、掃除機について考えてみます。
今回は特にコードレスクリーナーに絞って考えてみることにします。
コードレスクリーナを選ぶ方は、その手軽さやコンパクト性に魅かれて選ぶ方が多いですが、2~3月の花粉シーズンになると、それに加えて、排気の綺麗さも大事な選択ポイントになってきます。
掃除機でとれるゴミとゴミの大きさの関係
初めに、掃除機でとることのできるゴミの大きさを知っておきましょう。
どの掃除機を選ぶかによって違ってきますが、ここでは、コードレスクリーナーのサイクロン方式で代表的な2社(ダイソン、東芝)を選び、比較してみましょう。
ダイソンのV6は、O.3μm/99.97%
東芝のVC‐CL1200は、0.5μm/99.9%
の捕塵性能ですから、数値の比較では、ダイソンⅤ6を選んだ方が良さそうです。
ところが、花粉の大きさは、10~100μmですから、'花粉に対してはどちらでも同じ補塵性能'ということになります。
ダイソンV6の O.3μm/99.97% の捕塵性能は、目安とLて、煙草のけむりです。
ダイソンV6は、排気性能に特化して作られているだけに、排気の綺麗さだけで選ぶなら良いと思います。
但し、実使用を想定した場合は、排気以外の要素も多々あり、総合力、バランスを考えて選ぶようにしましよう。
また、タバコの煙が上に昇っていくように、
粒子径の小さいものは、空気中に漂っていることが多い ですね。
空気中に浮遊しているゴミまで掃除機で掃除しませんね?
このあたりのことも考えて、選ぶようにしてみましょう。
コードレスクリーナーは、掃除と言う家事を軽減ができるという性格上、
軽くて・使い勝手が良く、さらには、手入れが簡単にできてこその実力と考えて、選んでみましょう。
排気だけでない清潔性
サイクロン内部にゴミがたい積!
ダイソンのサイクロン部は、分解できない為、普通は内部を見ることができません。
一般の方には見る事の出来ない部分ですが、
サイクロン内部は、ゴミがたくさん付着しています。
これを綺麗にしたいとしたら、分解し水洗いが効果的です。
とこ3が、残念ながらダイソンV6は出来ません。
これに対し、東芝のVC‐CL1200は、サイクロンのゴミ分離部分などが分解できる上に、ダストカップなどが丸ごと水洗い ができる為、長く使っても安心して使い続けることができるのです。
また、下記の部分も選択の一つとなると思います。
- バッテリー寿命⇒約2,000回!(約5年半)
通常は、約500回が寿命のバッテリーですが、東芝の独自技術で、4倍も長持ちするんです。バッテリー交換費用も節約できますね。
- 日本の住環境を考えた、トリプルファイバーブラシ!
畳、フローリング、じゅうたん など、どの様な床にも対応。
- ゴミ残しまセンサーの優位性!
ゴミがあるなしが、目で確認できるので、無駄な掃除機かけを省くことが出来る上に、安心感がある。
いかがですか、いささか、良く書きすぎたかもしれませんが、実際に長く使ってみての実感ですから、参考にしてみて下さい。
コードレスクリーナーの選び方あれこれ
コ‐ドレスクリーナー 総合力で選ぶなら ココがポイント
- 吸引力(微細なゴミまで取り除くことと排気の綺麗さ)
とれるゴミの大きさ
どの位の大きさのゴミまでがとれるかが大切ですが、ダニや花粉がしっかりととれることが目安です。
ダニの大きさは、50〜300μm、花粉の大きさは、10〜100μmです。
例えば、ダイソンV6の排気性能は、タバコの煙が取れると宣伝しています。
それに対して、東芝のVC-CL1200は、細菌やウイルスの大きさまでが取れます。
タバコの煙が取れる性能は、空気清浄機に求められるレベルですので、コードレスクリーナーで取れるにこしたことはありませんが、
タバコの煙ほどの微細なゴミは、空気中に浮遊してしまっていて、床のゴミを対象とするクリーナーの場合は、あまり意味がないといえます。
0.5μmの大きさのゴミ(ダニや花粉より小さなウイルスや細菌)がとれれば、十分すぎる程です。
タバコの煙までとれることをアピールしているのは、ダイソンV6ですが、そこだけ良くても困ります。
ここでは、あくまで総合カで選ぶこととしましょう。
(例えていうなら、一般道路をFIマシンで走るようなものになつてしまいます。スピードだけ求めても、使い勝手が良くなければいけません。)
- 吸引力の持続
強力な吸引力が持続することも大切です。
このためには、フィルターレスのサイクロン方式が良いです。
- へッド性能
更には、ヘッドの性能もゴミ取れに大きく影響します。
日本の住宅は、フローリングやじゅうたん、畳と、様々な床がありますので、ヘッドに取りつけられているブラシの質などによって、ゴミ取れ性能は変わってきます。
吸引カ+持続カ+ヘッド が、ゴミ取れ性能の見極めとなります。
使い勝手を考えよう
- 収納カ
収納力は、"サッ"としまえ、"サッ"と取りf出せることを、確認しましょう。
取り出しからしまうことの一連の動作は、快適に掃除できる多きな要素です。
一つ忠告しておくとすれば、ダイソンの収納ホルダーは、木ねじで壁に固定するタイプです。壁に傷をつけたくない方や、賃貸住宅の場合は、注意が必要です。
- 重さ
単なる重量ではなく、掃除機かけをする時のに感じる重さが重要です。
ハンドルの形状や本体の重量バランスで、本体の重さとは違った負担が手首にかかるモデルも多く、実際に使ってみての軽快さが大切です!
ただ軽量なだけでは操作性が良くなるわけではなく、軽量バランスとでも読んだらいいでしょうか・・持った時の軽量完了が大切な選択ポイントです。
- 清潔さ
ダストケースやゴミ分離部分(特にフィルターレスサイクロン方式)が、洗えないものは、清潔さでは一歩劣ります。
フィルターレスサイクロンの場合は、特にコーン状態の部分で遠心力を作り出し微細ゴミを分離していますが、ここが清掃できることが、清潔さの観点では大切です。
- メンテナンス
ダストカップのゴミ捨てが簡単であることに加え、サイクロン部分とカップは水洗いができると更に良いです。
分解と組立の簡単さも大切な選択ポイントです。メンテナンス性能は清潔さとも密接に関係します。簡単にメンテナンス出来ればこそより清潔に使い続けることができるのです。
- 掃除機かけのしやすさとヘッドの真空度
ヘッドと床との隙間をできるだけ狭くして吸引力を高めている(真空度を高めている)モデルの場合、
少し大きめなゴミだったりすると、ヘッドの下にゴミが入らずに押してしまいます。
仕方なくヘッドを浮かせ気味に掃除機かけすることになりますが、
手首への負担が大きく年配の方などにはオススメできません。
- ランニングコスト大切
コードレスクリーナーは、充電池(バッテリー)に電気を蓄えて動きます。
この充電池には寿命があり、ふつう500回位の充電が寿命です。
一部のモデルは、電池交換なしで約2000回充電での使用が可能とかアピールしているものもあり、
買った後のランニングコストが違ってきます。
充電池の交換費用は、10000円前後しますから、どちらを選ぶかで、後々の出費に泣くことがありませんように。
電池交換費用も考えて、ランニングコストで選ぶ
ランニングコストで選ぶ コードレスクリーナー
コードレスクリーナーは、充電池、いわゆるバッテリーに電気をたくわえて運転する仕組みになっています。
この充電池には寿命があり、各メーカーによってこの寿命には大きな差があります。
一般的な コードレスクリーナーの充電池の繰り返し使用可能回数は、約500回ほどになっています。
これに対して、約2000回というのも出てきましたので、ここでは これを紹介してみたいと思います。
東芝が、2014年に発売したコードレスクリーナーVC- CL 100が、その一つにあたります。
また、東芝が2015年3月に発売したVC- CL1200も繰り返し充電可能回数が2000回となっています。
この電池寿命は、フル充電を繰り返した場合の回数になっていますので、実際はもう少し長く使えることになります。
この電池寿命でコードレスクリーナーのランニングコストを考えてみましょう。
例えば、
一般的なコードレスクリーナーの場合、毎日フル充電を繰り返した場合 約1年半になりますね。
ダイソンの場合は、電池の交換費用が7000円から9000円ほどですので、 コードレスクリーナーの寿命を5年から6年と考えますと、そのあいだに4回の電池交換必要になる計算です。
結果的な電池交換費用は、30,000円前後となる計算です。
エレクトロラックス社のコードレスクリーナーの場合も、ダイソンとおよそ同じくらいの電池交換費用がかかります。
さて、
電池寿命の一番長い東芝の場合、他のメーカーの約4倍の電池寿命がありますから、5年や6年の使用期間では電池の交換は必要ないことになります。
もし、もっと使い続けたくて、電池交換をする場合の費用は、およそ1万5千円位になります。
普通に考えると、
東芝のコードレスクリーナーの場合、通常の使用年数 6年の場合ですと 電池交換は必要ないということになります。
ここのところは、
東芝独自の電池技術で作られていますので、大変にメリットある機能の一つです。
電気自動車のバッテリーを作っている東芝ならではの電池技術の結晶がこんなところにも使われているのはは嬉しいですね。
ゴミ捨て時のゴミの飛び散りが嫌だ!
- ゴミ取れからゴミ捨てまでの総合的な使い勝手で選びたいなら
ダイソン DC74 vs 東芝 VC-CL1200
コードレスクリーナーに求めるもの
あなたにとっての良い製品と、性能の良い製品は、別と考えよう
誰が、何時、どこを、どのように掃除する‥のかを、よーくイメージしよう
- 形状と使い勝手
・重心の位置に注目しよう
モーターが手元にあれば手元重心、
モーターが手先にあれば手先重心、
この違いは、使い勝手に大きく影響する。
床だけを掃除するならどちらでも大きな問題はないが、
床以外の部分を掃除しようと思うなら、
手元重心タイプを選ぶべきだ。
~手元重心の代表的なメーカー・・ダイソン,東芝
~手先重心の代表的なメーカー・・エレクトロラックス,日立
- マルチタイプ
東芝VC-CL1200・・2014年モデル
東芝 VC-CL100・・2014年モデル - スティックタイプ(手元重心)例:ダイソン DC-62
取り出しやすいが床掃除に限定される
隙間や高い所も掃除できるが、付属品の付け替えに手間がかかる
- スティックタイプ(手先重心)例:エレクトロラックス
自立して収納されているので取り出しやすく使いやすいが、床掃除に限定される
重いため高いところの掃除はできない。
先端が太いため隙間掃除もできない
- 使用前
- 使用中
- 使用後
- メンテナンス性
- コスト
・どこが掃除できるのか?
・音の静かさ
・吸引力
・ゴミとれ性能
・吸引力の持続力
・軽さ~持ちやすさ,軽さ感が大切
・掃除中に疲れないか?
・電池持続時間
・充電時間
・パワーヘッド
・ゴミ捨ての簡単さ
・清潔性~洗える部分
・排気の綺麗さと方向
・電池の寿命
・節電性能
・収納性
・サッと使えるか?
・サッとしまえるか?
・安全性
・誰でも使えるか?
・本体の寿命
・故障時のサービス体制
VC-CL1300 選ぶからには、使い勝手か、吸込み仕事率か?
使い勝手が良いのが一番?
東芝コードレスクリーナーVC-CL1300
とにかく使っていて気持ち良いことが一番のおススメする理由です。
腕への負担も軽く、ゴミとれ性能も文句ありません。
ダイソンコードレスクリーナーは吸引力に特化
使いやすさをとことん調査して作られたコードレスクリーナーVC-CL1300に対して、
ダイソンのコードレスクリーナーは、
吸引力(ゴミとれ性能とはちがいますよ)と吸引力の持続に特化して
開発されています。
VC-CL1300は、日本の住宅を知り尽くしている
日本の家屋と高齢化をも考慮して開発されていますので、
とにかく使い勝手が良いのです。
使ってみなければ解りませんので、
家電量販店にお試し機が置いてあると思いますので、
実際に使う時間くらいかけて使ってみると良くわかると思います。
ダイソンのコードレスクリーナーとの大きな違いは、
日本の住宅での使いやすさにあります。
日本の住宅の場合、
フローリングやジュータン、カーペット、さらには、日本独特の畳と、
様々な床があります。
このようなどのような床にも対応できるように、設計がされています。
それでも、気になる吸引力
でも、”吸引力が一番強いのは、ダイソン”と
販売員の方に言われた人も意外と多いのではないでしょうか?
この意見は、正しいです。
が、吸引力・・あくまで吸引力なのです。
空気を吸い込む力のことです。
家電業界では、一つの目安として、
"吸込仕事率"として表示されています。
これは、ゴミがとれる量ではないのです。
ここのところがポイントですので、良く覚えておいてください。
さて、今、あなたが購入しようとしているコードレスクリーナーは、
どのような床で使うことを想定しているのでしょうか?
欧米の住宅のような住宅なら、ダイソンをおススメします。
もし、一般的な日本住宅で日本式の生活スタイル(部屋の中では、靴は脱ぐ)なら、
東芝のコードレスクリーナーVC-CL1300をおススメします。
5年6年と使い込むほどに満足できると思います。
電池の寿命が長いことでも交換費用がかかりません。