サイクロン式掃除機の選び方
サイクロン式掃除機の選び方
サイクロン方式の違い
サイクロンクリーナーの本物と偽物?
偽物というよりは簡易的といった方がいいのかもしれません。
- 集塵フィルターのあるなしが、性能を左右する
では、本格的というのはどのようなサイクロンクリーナーのことを言うのでしょうか?
一言で言うのなら、
集塵フィルターがないということです。
集塵フィルター とは、
空気とごみを分離するフィルターのことですから、
当然のことながら、目詰まりをします。
そのフィルターがないのに どうしてゴミと空気を分離できるのかというと、
竜巻の様に空気を高速で回転させることによって、
遠心力を作り出しゴミの比重の違いを使って空気と分離します。
この分離能力が高く、
集塵フィルターを使わないでも、空気とゴミをしっかり分離できる掃除機を、
本格的 な サイクロンクリーナー というわけです。
2015年夏 現在では、
国内メーカーでは東芝と三菱、海外メーカーでは ダイソンが発売しています。
中でも 東芝のサイクロンクリーナーは、
ゴミの分離能力が高いだけでなく、
分離したゴミを圧縮してくれるので ダストケースから ゴミ捨ての時にゴミが舞い散ることもなく衛生的です。
ダストケースと分離室の両方が、
水洗いできるのは嬉しいですね。
サイクロン式掃除機のメリット
◆集塵フィルターのない本格サイクロン式クリーナーの特徴
サイクロン式クリーナーの中でも集塵フィルターのないタイプは、
サイクロン室で、ゴミと空気を強力な遠心力で分離しているため、、
サイクロン室のほかには、集塵フィルターを搭載しない機構になっています。
そのため、集塵フィルターのない本格サイクロン式クリーナーの最大のメリットは、
サイクロン室以外の集塵フィルターがないために、
定期的なフィルターの手入れが不要な点です。
当たり前ながら、集塵フィルターがないのですから、吸引力が落ちるはずもありません。
この点を押さえておけば、サイクロン式クリーナーといっても、
集塵フィルターを使っているサイクロン式クリーナーと使ってないタイプには、大きな性能差があることを理解しやすいと思います
サイクロン式掃除機のデメリット
ダストカップが比較的小さいため、紙パック式に比べてごみ捨て回数が多くなります。
ごみ捨ての際の手間も紙パック式に比べて面倒な機種が多いです。
また、ごみ捨ての際にゴミが飛び散りやすく、せっかく集塵したゴミをばら撒いてしまいかねません。飛び散ったごみを吸込んだりと気持ちの悪い思いをした方などは、紙パック式を選ぶ方が目立ちます。
サイクロン掃除機のメンテナンス性
ここでは、フィルターレスの本格サイクロンを中心にとりあげます。
ゴミ分離性能を維持するために
サイクロン掃除機のゴミ分離部分の性能が落ちる理由は、メンテナンスしないことによります。
吸引力が変わらない・・・と宣伝しているフィルターレスサイクロン掃除機ですら、ノーメンテナンスで良いわけはありません。
ゴミを分離する部分をきれいにしておくことでゴミ分離能力の低下を防ぐことになります。
特に微細ゴミを分離しているコーン部分が洗えることで、新品時の性能を維持できます。
長く使うと感じること
前記のことは、フィルターレスサイクロンのことを前提に書いたものですが、発売しているメーカーは、ダイソンと東芝の2社のみですので、この部分での比較はわかりやすいと思います。
ダイソンの商品アピールは、かなり大げさに行っていますが、吸引力の持続のことばかり言っていて、実際の使用時については、殆どアピールしていません。
ダイソンにしてみれば、販売につながることが大切ですから、この様になるのでしょうが、ユーザーは、何年も使うことになるのですから、購入当初の吸引力以外のことも大切になります。
使い続けていれば、メンテナンスが必ず必要になりますので、購入時に、ここのところもしっかり伝えて欲しいと思います。
ちなみに微細ゴミを分離する部分が水洗いできるのは東芝となっています。(2015年夏現在)
この微細ゴミを分離する部分=コーンと呼ばれますが、中が相当汚れますので、水洗いできることで、分離性能を回復させることが、できます。
知られていない割には、使い勝手が最高のトルネオ
このメンテナンス性能をとても意識してつくられているのが、東芝のトルネオシリーズと思います。仕組みは、ダイソン同様ですが、ゴミ分離部分全ての水洗いが出来るようになつていて、
新品時の性能を維時できますね。特に、微細ゴミ分離部分のコーンの中まで洗いやすくなっている2015年夏発売モデルのVC-MG900は、
一見の価値があると思います。ずいぶん使いやすくなっていて驚くほどかもしれませんよ。
サイクロン掃除機についてのよくある質問
◆フィルターレスのサイクロン掃除機が、吸引力が落ちないのは何故ですか?
分離できなかった粉ゴミは、集塵フィルターに付着してしまい、
集塵フィルターは目詰まりをしてしまいます。そのために吸引力が低下します。
ダイソン 掃除機 を選ぶ人、選ばない人
海外製メーカーの人気掃除機のダイソンですが、使ったことのある方に感想を聞いてみました。
購入前のイメージとは、どうも違うと感じている方が多いのに、少し驚きました。
詳しくは、"ダイソン 掃除機 を選ぶ人、選ばない人" をご覧下さい。
掃除を掃除できるタイプを選ぶ
サイクロン式のゴミ捨てとメンテナンス(水洗い)
最近売れている掃除桟は、サイクロン式が多くなっています。
サイクロン式は、紙パック式と違って、紙パックを購入する必要がありませんので、
ランニングコストが安く、魅力的です。
中でも、フィルターレスのサイクロン式なら、吸引力が落ちないで、快適でもあります。
ゴミ捨て時のゴミの飛び散り
最大のメリットである紙パックが不要というところが、最大のデメリットの一つでもあります。
吸引力が落ちないのだから、何がデメリットなのでしょうか?
それは、溜まったゴミを捨てる時です。
ダストケースに溜まったゴミは、紙パック式と違って、カバーになるものがないですから、
ゴミを捨てる時に飛び散る微細ゴミが少なからずでてしまうのです。
ダストケースの形状によっても異なりますが、
底の部分が開くようになっているもの(ダイソン)は、
特に顕著なので、ハウスダストのアレルギーがある人は、注意しましよう。
ダストケースが、
カップ状になっているものは、
微細ゴミの飛び散りも比較的少なくなっています。
ゴミを圧縮しながら溜めるタイプなら、尚更飛び散りが少ないです。
綺麗に長く使にはメンテナンス性が大切
- ー般的サイクロン式=フィルターありの場合
掃除桟の掃除が大変などと書くと、何のことかと思うと思います。
それは、掃除機本体のメンテナンスのことです。
ー船的サイクロン式は、
ゴミを分離するのにゴミ遠心分離部分と
微細ゴミ分離のフィルター(空気清浄フィルターではありません。)がありますが、
ここの部分が、微細ゴミでまみれてしまうのです。
ここを掃除(メンテナンス)する必要があるということです。
小さなハケがついているタイプが多いですが、
一番のオススメは、水洗いができるタイプです。
水洗いができて、
分解と組立てが、
わかりやすいものが良いと思います。
分解組立てかやりにくいと、
メンテナンス中に破損してしまうこともありますので、
購入時に、ご自分で実際にやってみてから購入することが大切です。
- 本格的サイクロン=フィルターレスの場合
フィルターレスのサイクロンのデメリットも、
上記の場合と同じと考えて問題ありませんが、
ゴミ分離部分の水洗いについては、特に重要になってきます。


フィルターレスの構造上、
大きいゴミを分離した後の、微細ゴミの処理は、
コーン状になった部分で行うことになりますが、
微細ゴミですから、このコーン部分に、
微細ゴミが、びっしりと、こびりついてしまいます。
今までは、どうすることもできなかったので、
メーカーは、この問題については何も触れていませんでした。
フィルターレスサイクロン式クリーナーの雄といっても良いダイソンですら、
2016年春現在で、特に対策が施されていません。
ところが、国内メーカーで、
この問題をきれいに解決したタイプが、発売されました。
宣伝が地味な為、知る桟会が少ないが、
主だった家電量販店には、実演桟が用意されていますので、
フィルターレスの本格サイクロン式を購入しようと考えている方には、
ぜひ試してもらいたいモデルです。
この国内メーカは、東芝で、
型名は、VC-MG900です。(下位モデルもあります)
ゴミ分離部分のメンテナンスが、
とてもやり易くて、
水洗いが出来、衛生的なことこの上ありません。
英国メーカーダイソンも、このあたりの改良をお願いしたいところです。
吸引カが落ちないことに加え、実使用期間中ず一っと綺麗な掃除機が使えて、気持ちの良い生活環境が続きます。